薄毛の女性で、その夫も薄毛であったら、夫のハゲをどう見るのでしょうか?
やはり「しゃくにさわる」のでしょうか?
最近、すこし話題となったハゲ関連書籍があります。
髪の毛に関する正統派の理論が書かれた本。
発毛に関する有益な情報が入手できるので、買っておきたい一冊です。
『夫のハゲはなぜ癇にさわるのか?』 高橋フミアキ著
幻冬社 販売 2007年3月30日1刷 1200円
多くの「ハゲ本」と同じように、
1.ハゲはこんなにも、つらいことだ。
↓
2.ハゲる理論と髪の毛のサイクルや髪の毛を増やす方法
↓
3.書籍内で紹介している某育毛サロンにくれば、ハゲの悩みは解消!!
というパターンで書かれている。
「発毛」とくれば、もう有名な会社ですね。
そこの発毛会社のPR書籍ともいえよう。
カツラの会社ではないので、この本で、予備知識を得てから、相談するのは、悪くないと思う。
では、レビュー開始。
ハゲのエピソードも多く、読ませる内容です。
そのなかで、さりげなく「おどし」の部分がある。
社内旅行で、うしろ姿を写真で写され、そのときに自分の頭頂部のハゲに気づき、愕然とする話。
恋人と夏に海に行き、髪が濡れたとき、髪が少ないのがわかり、気まずくなる話。
子どもが、お父さんのハゲを友達に見られたくないので、幼稚園へ来ないでという話。
などなど、ハゲた人の苦悩が恐怖談のように語られる。
もちろん、それは、某発毛サロンへの誘い水でもあるわけだ。
それとわかりつつ、私は「良好な書籍」と評価する。
ハゲ対策には、なによりも情報が必要なのです。
育毛サロンでは、どういうことがおこなわれているのか、その一端でも知ることは、髪を生やすのに役立つ。
では、髪を生やすためのポイントを列記しよう。
1.ストレスをなくす。少なくする。
2.カツラや植毛にいったん手をつけると、あとは非常に大きな出費がつづく。
3.髪によい食材・・・蛋白質(魚類、鶏肉、卵、ゴマ、大豆製品)をはじめ、海藻類、野菜類、コラーゲン、銅、亜鉛とビタミンなど。
4、シャンプーは天然成分のシャンプーを使用する。
5.食事で摂取できない栄養は、サプリメントで補給する。
6.髪は必ず生えると信じて、行動する。
「薄毛の場合、隠せば隠すほど、尊厳は失われていきます。なぜなら、それはみせかけの尊厳であることを、すでに衆目が認識していることだからです」
著者はこう言うとおり、私たちの目標は、ハゲ隠しではなく、自分の髪の毛を、生やす、復活させることにあるのです。
薄毛女性の方の夫が、もしハゲだとすれば、そのお子さんたちは遺伝的ハゲの要素を強く持ちます。
ほうっておけば、お子さんの髪の毛は20歳をこえるころから、薄毛化が進行するでしょう。
お子さんが、男性の場合は、これは、かなりの確率で若ハゲの恐怖を感じることとなると思います。
その対策は、あなた自身がハゲ、薄毛を克服し、子に育毛ノウハウを伝えることだと思うのです。
子どもの脱毛、ハゲは心理的なショックが大きいものです。
自分の愛する子どもがハゲの恐怖に会わない様、親がハゲを克服してあげましょう。